このコーヒー豆は私達が扱う唯一のコーヒー豆です。

コロンビアはマニサレスにある小規模な家族経営の農園Tio Conejoでとれたものをダイレクトトレードで取り扱っております。

クランベリーを彷彿とさせるフルーティな香りをベースとしつつ、ほのかな甘みももつバランスの良い味を出すために、中深煎りの焙煎具合で仕上げています。

私達夫婦がコロンビアの農園まで行って、そこで地元の人達とともに農園で働くことによって得たコネクションを使って仕入れているもので、日本でおそらく私達しかこの豆は扱っていないと思います(2016年にオーナー曰く)。

コロンビアは世界有数のコーヒーの産地で、このTio Conejo農園があるマニサレスもコーヒーの栽培が盛んに行われている場所のひとつです。街自体も平坦な場所が見当たらないくらいの山地にありますが、そこからさらに1時間ほどジープで山道を走った先にこの農園はあります。

農園の規模自体は決して大きいものではなく、3家族が農園に住み込む形でコーヒーの栽培からピッキングを経て乾燥までの工程を担っています。オートメーション化されている工程はほぼ存在せず、普段は7人の男が昔ながらの手作業で朝6時から急斜面にへばりつくようにして仕事に勤しんでいます。熟した実だけを選びながら超スピードで採集する技術は凄まじく、私たち夫婦は二人がかりでも彼ら一人の半分ほどしか仕事をすることができませんでした。採った実を担いで(20-40kg!!)山を下りると、そこには3家族を取り仕切る若頭的存在のジョンが実の品質に目を光らせています。もしピッキングを面倒くさがってまだ青い実も一緒に採ってしまうと、ここでジョンによって取り除かれて、それがいくつもあるようだと「明日から来なくて良い」と肩をたたかれてしまうほど厳しい基準でコーヒー豆の選別が行われています。

小規模でも誠実に環境と向き合ってコーヒーを育て家族を養うという彼らの生産者としてのプライドに敬意を表し、私達は自信をもってこのTio Conejo農園のコーヒー豆を販売したいと思います。率直に言ってダイレクトトレードは大変なことが多く、仕入れ値も安くありません。ただ、自分達の払ったお金のほとんど全てがこの農園で働く人々に届いているという実感は通常の仕入れでは得られないものだと思います。私達も彼らのチームの一員として、この農園を応援できることを誇りに思います。

この素晴らしい出来のコーヒー豆を少しでも長く美味しく楽しんでいただきたいと考えているため、当商会では挽き売りは原則として行っておりません。ご了承ください。

自家焙煎シングルオリジンコーヒー

¥700¥1,300

クリア
自家焙煎シングルオリジンコーヒー

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