(更新 多数のご応募をいただき誠にありがとうございました。無事に来ていただく人が決まりましたので、今回の募集は締め切らせていただきます。またの機会をお待ちくださいませ。)

現在私たちは第3期となる長期住み込み研修生の募集しています。私たちとともに暮らしてはたらいて美味しいものを作ったり食べたりしてくれる人を求めています。以下をご覧になって、我こそはという方はぜひご連絡ください。(募集のスタートは1月14日ですが、決まり次第締め切りますのでご応募はお早めにお願いします。)

背景

私達夫婦が瀬戸内海の小さな離島である男木島(香川県高松市)に拠点を構えてから6年半、お店を本格的に始めてから5年が経ちました。おかげさまでお店は順調に回せていて大小様々なワクワクするようなプロジェクトも走っているので、毎日なかなか忙しい日々を過ごしています。最初は夫婦二人がお店に立つというスタイルで始めたシンプルで小さな店でしたが、仕事が回りだすとともに子供二人の育児もあったりして、現状では人手が足りなくなっているのが正直なところです。普通の街のお店だったらアルバイト募集をすれば事足りるのでしょうが、ここは離島ということもあってなかなかそう簡単にはいきません。また 実はお店の営業時間外にこそ面白いことや学びがたくさん転がっていると思っていますので、そういう舞台裏を一緒に楽しみながらやりくりするような人が来てくれたら素敵だなと始まったのがこの制度です。長期で活躍してくれていた2期生がこの春に新天地に行くことなったので、この機会に3期生となる方をお迎えしたいと思っています

私たちとダモンテ商会について

この店は私たちダモンテ夫婦(本名です)が、二人で営んでいる小さな飲食店です。一般的に言うとベーカリーカフェに分類されるお店ですが、過疎の離島という環境を活かしつつ、遊び心たっぷりに素材から美味しいものをちゃんと作るということに日々取り組んでいます。どんなことをしているのかは、instagramやホームページのAbout Usを見ていただきたいところですが、なんでも知りたがりやってみたがりなので、食べ物をできる限り川上へ遡って捉えるようにしています。自分の畑で育てた小麦と昔ながらの自家製酵母を使ったパンづくり、コロンビアまで行って農家と一緒にとったコーヒー豆、バスクまで行って学んできたチーズケーキ、鶏を育てて毎日とる卵で作るお菓子、猪を捕まえて調理した具材で作るサンドイッチなどなど、どれも本当は当たり前のことで特別に難しいことではないけれど、多くの人が忘れがちな丁寧なものづくりを大切にしています。美味しいものを自分の手でつくるって最高にクリエイティブで楽しいものです。

就業・生活の場所

香川県高松市男木町。高松港からフェリーで約35分の離島です。
居住スペースとしては、私達の住んでいる家の一部屋を使っていただきます。最低限のプライバシーはもちろん確保されますが、基本的には居候のようなスタイルになります。
メインのはたらく場所は母屋から中庭を挟んだところにある「ダモンテ商会」の実店舗です。家と同じ敷地内にある納屋を改装したお店なので家から徒歩5秒ほどです。

期間

基本的には2023年3月頃〜11月末。開始・終了時期ともに応相談です。とくに延長は歓迎します(実際2期生は11月の予定が相談のうえ3月まで延長になりました)。
より短い期間での研修も場合によっては受け入れ可能かもしれませんので、もし興味があったらお問い合わせください。

募集条件

年齢、性別、国籍は不問です。
飲食/製菓店での仕事の経験がある方を優遇します。
体力・健康面に自信がある方、共同生活を苦にしない方、子供と楽しんで遊べる方、好奇心をもって積極的にコミュニケーションができる方。

やってほしいこと

基本的には店舗営業の補助です。具体的には調理、製菓、接客、梱包、発送がメインとなります。ただ当商会は多様な仕事内容があり、単に営業の補助といっても、サンドイッチ作りからコーヒー焙煎、ピクルス製造からお客様への手紙書き、植物の世話から産みたて卵の洗浄などなどとてもたくさんのやることがあって飽きることはないと思います。
また夫が外仕事(鶏の世話、猪の捕獲&解体、畑仕事、大工仕事)を担当しているのでその手伝いや子供の遊び相手を頼むこともたまにあると思います。

待遇・報酬

ここでは詳しくは提示しませんが、とても薄給です。お金のために来るところではありません。その代わり、特別なこだわりがあるケース(「和牛じゃないと食べられない」とか「あのブランドの豆乳じゃなきゃヤダ」とか)を除き、ここでの滞在に関わるお金の全ては私達が面倒をみます。したがって家賃、食費、水道光熱費、Wi-Fi通信費がかからない暮らしなので、「多額の税金/保険料を納めないといけない」みたいな状況でない限り貯金が減るようなことはないと思います。儲かりはしませんが、お金を使わずに長期間暮らせるのを楽しんでいただけると嬉しいです。
福利厚生の類の用意はありません。仕事のなかで怪我をした場合などには保険が適用されます。

向いていると思う人

料理が好き、飲食店が好き、人と関わるのが好き、子供が好き、自然が好き、将来お店をもちたいと思っている、学習意欲がある、自己開示ができる、アイデアをシェアしあえる、どうせならできるだけ色んなアイデアやハウツーを盗んで自分のものにしようと考えられる方。

盗めるであろうスキル

ここは学校ではないので黙っていて手取り足取り教えてもらうという姿勢ではうまくいきません。「この人達のこういうところを盗んで自分のやりたいことに役立ててやろう」というぐらいのしたたかさが、ここでは推奨されます。盗めるスキルは人によって異なるでしょうが、あえて明示すると大きいものだと、調理・製菓一般、店舗運営のノウハウ、自然の中で仕事をしていくうえでの哲学などなど。具体的には、接客のイロハ、お菓子作り、保存食づくり、パンづくり、コーヒー焙煎などなど。もしガッツがあって希望するなら、web制作、デザイン、木工、古民家修繕、薪づくり、養鶏、狩猟、畑といった夫の担当部分も盗むことはできるでしょう。

一緒に暮らしてはたらくダモンテ家の面々

祐子(妻):ウチ仕事担当。製菓・接客のスペシャリストであり、あらゆるヒト・モノ・コトのオーガナイズが得意。コーヒーと手芸は元プロ。1を10にする人。洗濯とビートルズとパン朝食が大好き。
海笑(夫):ソト仕事担当。多趣味で器用。製パン、養鶏、狩猟、畑、大工、Macを使ったアレコレを手掛ける。オーガナイズは下手だけどアイデア発起やデザインは得意。0を1にする人。本と映画が大好き。
凪(長男):ちょうど5歳になる。とにかく活発。人と話すこと、身体を動かすこと、鶏を捕まえること、あやとり、ポケモンが大好き。
環(次男):春で2歳になる。イヤイヤ期の真っ只中。動物、教育番組、童謡、ボール遊び、音がなる行為、お兄ちゃんが大好き。

現研修生からひとこと

「“Ask, it will be given to you (求めよ、さらば与えられん)” ダモンテ商会での暮らしはこの言葉に集約されると思います。

ダモンテ家は常にオープンで、こちらから投げかけた物事に対してとても真剣に向き合ってくれます。ですが、こちらが何もしなければ何も起きません。 自分が得たいものに対して自ら働きかけることがなければ得ることは難しく、聞くだけでなく自分でも調べたり、考えたり、自ら動くことが求められます。 そのため「言われたことをやればいい」という意識の人や学びたいことがない人、「自分の考えを伝えられない」人には向かないと思います。

日々新しいことを学んだり、美味しいものを(素材から)一緒に作って食べることができる暮らしはとても楽しいです。また、知識や技術だけでなく、食との向き合い方や知識の身につけ方、ものの考え方なども学べているなと感じています。  目にする一つ一つに興味・疑問を持ち、どんな事からも学ぼうと前向きな人は、男木島での暮らしから多くのものを得られると思います。」

選考の流れ

以下のリンク先のフォームからご応募ください。
長期研修生応募フォーム

フォームに記載の内容を検討→zoomでのオンライン面談→島で2泊程度のお試し滞在(スケジュールなどは要相談)という流れで選考を進めます。そのあとお互いのフィーリングをみて最終的な結果を出したいと思います。やや特殊な環境での長期間の滞在になりますので、お互いのためにミスマッチがないように慎重な選考体制をとっていることをご理解ください。

ではよき出会いがありますように。

ダモンテ祐子・海笑

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