偉人は言った。「人が仕事をするのではない。道具が仕事をするのだ。」来る日も来る日も多様な大工仕事に明け暮れていると、この言葉がときとして身にしみることがある。「アレさえあればもっとラクなのに」とか「コレのおかげで完成したぜ」みたいな。

そろそろ本気でDIYしようかなと思っているそこのあなた、これが買い物リストだ。

インパクトドライバー

これを差し置いてDIYは語れまい。インパクトドライバーは各社とも多種多様な品揃えではっきり言って選びきれない。我が家では価格を最重要視し、マキタのM697DSXに決めた。島では一家に一台みんな持っていて、他のものを使わせてもらうこともあるが、はっきり言ってパワーとバッテリーの持続時間は他の高級モデルと比べるとショボイ。ただパワーは要するにビスを打ち込むスピードの話で、高級機種だと0.5秒で打ち込めるビスが、こいつだと1.5秒かかるとかそういう話だ。効率は確かに変わるが私はそこまで気にしない。バッテリーのもちも確かに良くない。よく使う日は二回バッテリー交換する日もあるぐらい。ただこれも予備のバッテリーは付いているわけだから、その都度交換すれば良いという話だ。ということで、私はあんまりこいつのショボイ点は気にしないし、安い機種で充分だったと思っている。

丸ノコ

丸ノコも色々種類があるが、私が気にするべきだと思うのは切り込みの深さと軽さ。この日立の丸ノコは45mmの垂木が切断できるように切り込みの深さが最大46mmとなっている。45mm以上のものを切断する機会なんてほとんどないと言って良い。重さも2.2kgとかなり軽い部類に入るので取り回しもきく。DIYで何かを切断する際には90%以上の場面でこれで充分だと思う。

ディスクグラインダー

ディスクグラインダーは比較的最近買ったものの一つ。借りて使う機会が多かったのでヤフオクで未使用のものを安く買うことにした。このグラインダは軽いし、持ち手が細くて持ちやすいので結構オススメ。インパクトドライバーや丸ノコに比べると登場する場面は限られるが、「いざとなったら何でも切れるぜ」という安心感は他の道具では得がたいもの。我が家では金属やコンクリートの切断に活躍してくれている。ちなみに私の指も活躍の場になったことがある。この件の教訓は、「回っている最中にグラインダーを持ち替えるな」ということ。


買って良かったと思うモノ

  • 30cmぐらいのバール・・・大きすぎず小さすぎない万能選手。特に古い建材の解体などで大活躍。
  • ハンマー・・・私が「グラップラー刃牙」を通して学習したことのひとつは、「破壊力=速度×硬度×質量」ということ。5kgぐらいある重い金属製のハンマーを思い切り振り回すといろいろと捗る。
  • 手ノコギリ・・・最終的にはこれに頼ることもある。丸ノコでは入らない隙間などの際どい場所では大活躍。
  • ジグソー・・・無くてもいけるっちゃいけるけど、あると便利。板を長方形以外の形に切りたいときにはよく使う。曲線が得意。
  • 水平器・・・Amazonで900円で買った30cmの青いやつ。足場を組んだり、サッシを取り付けたりってときにこれをとても重宝した。
  • 曲尺・・・大工さんが使うL字の定規。50cmで内側にも目盛りがついているやつがおすすめ。Amazonで1836円。確かに高いが結構便利。

もちろんこのリストはまだまだ続けることができるのだけど、とりあえずこれだけあれば一通りの作業はできると思う。あとは知識と技術が必要になるけど、それは試行錯誤の過程でおのずと身につくことになる。指切り注意ね。

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